
写真をご覧になってお分かりの通り、テルノファンファーレの親はマーブルクイーンです。
見慣れていると違いがはっきり分かるのですが、初心者の方はマーブルクイーンとどこがどう違うのか?分からないと思います。
ここでは特徴だけでなく
“テルノファンファーレの育て方”についてご紹介します。
目次
テルノファンファーレの特徴

マーブルクイーンの枝変わり。少しだけ葉が細くまた厚みがあります。
ハーフムーンなど斑模様にばらつきがあります。
ただ、これに関しては通常のマーブルクイーンでも色味が濃い個体では見られることですので、それほど変わった特徴ではありません。
テルノファンファーレ育て方のコツ

マーブルクイーン系としては丈夫な方です。とはいうものの直射日光には弱く、葉焼けしてしまうといっきに美観が悪くなります。
なぜマーブルクイーン系が葉焼けに弱いのか?
それは、白い斑の部分には葉緑体がないため、光をもろに受けてしまうからです。
葉緑体とは植物が日光を利用して、成長に必要な養分やエネルギーをみずから作るところ。
通常、葉の緑色の部分にあります。
では、いったい白い斑は何のためにあるのか?
という疑問がわきますよね。
一説によると、擬態(ぎたい)と言われています。
擬態とは他のものに似せること。
例えば、真っ白な羽をもつ雷鳥は春になると岩と同じような羽模様になり、敵から身を守ります。
これと同じように植物の斑は、食害された葉の模様に似せることで、害虫から身を守っているという説があります。
斑が何のために存在しているのか?の答えは明らかになっていません。
しかし、全く無意味なものではないと思います。
少なくとも私たち人間にとっては、園芸植物としての鑑賞価値を高める役割を果たしているといえます。
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