テルノビーナスの特徴や育て方について教えてください。
こんなお悩みを解決します。
本記事の内容
- テルノビーナスの特徴
- テルノビーナスの育て方
- テルノビーナスの斑が消える・先祖返りしてしまう
本記事の信頼性
- ポトス50種以上の栽培歴・コレクター
- グリーンアドバイザー
(公益社団法人日本家庭園芸普及協会) - フラワーショップ経営
本記事を書いている私はポトス50種類以上の栽培歴を持つポトスマニアです。
店頭に並んでいるテルノビーナスを見ると、ほとんど斑模様が見えない個体もあります。
全体的にグリーンの葉ですが、実はビーナスの親は斑模様が鮮やかなマーブルクイーンです。
マーブルクイーンの枝変わりといいます。
“テルノビーナスの育て方”についてご紹介します。
テルノビーナスの特徴
マーブルクイーンの枝変わりで、黄緑色ベースに濃緑斑が入る。地味だが優しい印象を持つ品種。
ただし店頭で販売されている個体でさえも、ほぼ緑色葉の株が多いため、どんな特徴なのか違いが分からない人も多い。
テルノビーナス育て方
テルノビーナスの斑が消える・先祖返りしてしまう
- テルノビーナス本来の特徴である「黄緑ベースに濃緑斑」のある葉を出させるのが難しい!
- すぐに緑一色に先祖返りしてしまう!
このような悩みを持っている人は多いのではないでしょうか?
しかし、私自身作出者である伊藤輝則さまに伺うまで勘違いしていました。
テルノビーナスの濃緑=斑!先祖返りしてるわけじゃない
おそらく多くの方が、テルノビーナスの特徴である「黄緑ベースに濃緑斑」の意味がよく分かってないと思われます。
消費者である私たちは濃緑葉=先祖返りだと思っていると思いますが、テルノビーナスでは違います。
実は先祖返りしているように見える濃緑葉ですが、これ自体が斑なんだそうです。
黄緑色の葉全体を濃緑の斑が全て覆っている状態。コーティングされている状態と言った方がわかりやすいでしょうか。
ですので、この状態がテルノビーナスの正解なんです。
先祖返りした葉色はもっと暗い
以下は、ゴールデンポトスの先祖返りした葉ですが、テルノビーナスの濃緑葉よりも色のトーンがもっと低く暗いですよね。
テルノビーナスとパーフェクトグリーンは区別付かない?
まず、テルノビーナスもパーフェクトグリーンもそれぞれマーブルクイーンの枝変わりです。
テルノビーナスもパーフェクトグリーンも新葉は黄緑色のため、区別が付かない人も多いと思います。
しかし、葉形、葉色、季節による変化などを比較すれば全く異なることが分かります。
ただ、これはポトスマニアが気付くハイレベルな話です。
テルノビーナス
パーフェクトグリーン
パーフェクトグリーンはマーブルクイーンの枝変わり、もしくは先祖返りと言われることもあるのですが、完成品が完全緑葉なだけに、枝変わりOR先祖返りなのか?について突き詰めて定義しようとすると訳が分からなくなります。
散り斑が出ることもある
繰り返しますが、テルノビーナスは黄緑ベースに濃緑の斑が全面を覆うのが本来の形なのですが、
以下のように散り斑が出ることもあります。