黄斑エピプレムナム・ピナツムの特徴や育て方のコツを教えてください。
こんなお悩みを解決します。
本記事の内容
- エピプレムナム・ピナツムとは
- 黄斑エピプレムナム・ピナツムの特徴
- 黄斑エピプレムナム・ピナツム育て方のコツ
本記事の信頼性
- ポトス50種以上の栽培歴・コレクター
- グリーンアドバイザー
(公益社団法人日本家庭園芸普及協会) - フラワーショップ経営
本記事を書いている私はポトス50種類以上の栽培歴を持つポトスマニアです。
今回は、“黄斑エピプレムナム・ピナツムの育て方”についてご紹介します。
エピプレムナム・ピナツム
学名は、ポトスもピナツムもEpipremnum pinnatum(ハブカズラ属ハブカズラ種)です。
しかし、私たちがポトスと呼んでいる植物(Epipremnum aureum)とピナツムを見比べると違いがわかります。
現在、国際的なアロイド界(サトイモ科研究界)においても別種として考えられています。
>>1978年ニコルソンがEpipremnum aureumはEpipremnum pinnatumの一品種と提案
黄斑エピプレムナム・ピナツムの特徴
黄斑エピプレムナム・ピナツムの呼称
海外では黄斑のエピプレムナム・ピナツムには以下呼称があります。
中でも、Epipremnum pinnatum Yellow Flameが多い印象です。
- Epipremnum pinnatum Yellow Flame
- Epipremnum pinnatum Aurea variegated
- Epipremnum pinnatum Yellow variegated
次は特徴について。
黄斑エピプレムナム・ピナツムはゴールデンポトスにそっくりですが、以下の点で異なります。
ゴールデンポトスとの違い
- 葉形が細長い
- 葉の厚みが薄い
- 茎が細い
葉形が細長い
「ピナツム・セブブルー」や「ピナツム・バルティックブルー」などピナツム種全般に共通しますが、ポトスと比べて葉形が細長いです。
黄斑エピプレムナム・ピナツム
ゴールデンポトス
葉の形状 | |
ポトス | 卵形・心臓形 |
ピナツム | 披針形(ひしんけい)・長楕円形 |
葉の厚みが薄い
ポトスの葉を触ると、ゴムのような肉厚感があると思います。
しかし、ピナツムはポトスと比較して薄っぺらいです。
そのため軽やかな印象を与えてくれますが、その分葉焼けしやすいです。
茎が細い
写真がピンボケしてしまって分かりにくいのですが、ゴールデンポトスと比較すると、茎が細いです。
その分、成長する速度も速くどんどん増えます。
黄斑エピプレムナム・ピナツム育て方のコツ
育て方はゴールデンポトスと同じです。
生育が早く、すぐにわさわさと葉が増えます。
そのため、定期的に剪定をして風通しを良くすることをおすすめします。
風通しが悪いと、コナカイガラムシを始めとした害虫、病気発生の原因になります。
また次の点にも注意しましょう。
葉焼けに注意
ただえさえ、葉の厚みが薄いにも関わらず、斑が多い(=葉緑体が無い)ため、強光に当たると葉焼けしてしまいます。
そのため、栽培場所は屋外であれば木陰などの半日陰、室内であればレースのカーテン越しです。