ポトスの葉焼け対処と復活法!ライムポトスは要注意

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一日にして葉色があせてしまった。。。

室内から屋外に出したら葉が真っ黒になった。

などポトス栽培ではよく起きる現象があります。

この記事では

“ポトスの葉焼け対処と復活法!ライムポトスは要注意”についてご紹介します。

目次

葉焼けの対処方法

結論から申し上げますと、一度焼けてしまった葉は元に戻らないため切るしかありません。

なぜ焼けてしまったのかというと、太陽光を始めとした強い光が当たったことで細胞が破壊されたためです。

葉焼けのライムポトス

葉を切らないとどうなる?

丸焦げになり病気の発生要因になりかねません。

一度葉焼けをしてしまうと、元には戻らずどんどん黒く変色していきます。

葉焼けライムポトス

葉裏も酷いことに、、、

葉焼けしたライムポトスの葉裏
葉焼けしたライムポトスの葉裏

最終的には焦げたように枯れます。

葉焼けしたライムポトス

先端の新葉は茶色く丸まって枯れています。。

葉焼けしたライムポトス

葉焼け症状出現の誤差

枯れた葉を放置していると、カビなどの菌類が発生してしまう要因になるため、葉焼けを見つけた時点で取り除きます。

春の日差しでも、半年室内の弱い光の下で育ったポトスにとってはキツイです。

よく葉焼けというと太陽光が当たると同時に焼けると思っている方が多いですが、そうではありません

当たってる最中は全く症状が見えなくても、実は葉の中の細胞が破壊されていて、早くてその日の夕方ですが、多くは翌日あるいは翌々日に症状が現れます。

以下は軽症に見えるライムポトス

ライムポトス葉焼け

しかし、時間が経過するとこんな風に真っ黒に変色することがあります。

これは細胞が破壊されている証拠

株の復活・回復方法

直射日光が当たらない場所に移動する

葉焼けしても、株全体がダメになっているとは限りません。

そのため、葉焼けした葉を全て取り除き、できるだけ早く日陰に移動させてください。

屋外に出している場合は室内に取り込んでも良いです。

水やりは鉢土が乾いたらたっぷりと与えましょう。

ポトステルノシャンゼリゼ

葉焼けの原因

  • 室内から急に屋外に出した
  • 真夏の炎天下に置いていた
  • コンクリート、石の照り返し
  • 室内でも窓越しに移動した
  • 強光下で葉に水をかけた

室内から急に屋外に出した

基本的に植物は急激な環境の変化に弱いです。

以下は10月くらいに室内に取り込んだポトスを、3月の少し暖かくなってきた頃に屋外に出した結果、葉焼けした株です。

1日であっという間に葉焼けしてしまいました。

ライムポトス葉焼け

真夏の炎天下に置いていた

4~6月など春に購入し、屋外に吊るしたり置いて元気に育っていたポトスでも、7月~9月の炎天下では葉焼けしてしまうことがあります。

真夏の炎天下の照度はおよそ100,000lux。葉焼けしてしまう照度が30,000luxのため、真夏の炎天下は厳禁です。

このライムポトスは1日で葉焼けしました。

ポトスライム葉焼け

コンクリート、石の照り返し

春や夏の強い日差しと大きく関係しますが、太陽光がガンガン当たるコンクリートやタイルなど石の上に置いていると、光の照り返しによって葉焼けが加速することがあります。

直射日光が照り返す場所

そのため半日陰で吊るす以外の方法は地面にベタ置きせず、レンガなどで高さを出しその上に置きます。

直射日光を避ける遮光のために鉢を上げ底にする

室内でも窓越しに移動した

ポトスの室内の最適な置き場所は、レースのカーテン越しを代表とする“半日陰”です。

そのため室内でも窓際だと直射日光が当たり葉焼けの原因になります。

室内で直射日光が当たるポトス

大前提として植物は移動を嫌います。

なぜなら光の当たり加減など環境が変わるからです。

一度置いたらコロコロ場所を変えないことです。

強光下で葉に水をかけた

3月の春の日差しや7~9月など、直射日光が当たる場所で葉に水をかけると葉焼けが加速します。

直射日光下で水滴で葉焼けするポトス

これは水滴が虫眼鏡のレンズと同じ役割をしてしまい、屈折により光が一点に集中します。

すると黒色ではなく緑色でも光を吸収してしまうため葉が焼けます。

晴天だとついつい株全体にシャワーで水をかけたくなりますよね。

もちろん、葉の汚れを落とす役割もあるため水をかけることは大切です。

しかし、強い光が当たる場所では葉焼けの原因になるため注意しましょう。

予防対策

  • 遮光する(しゃこう)する
  • 徐々に高温下にならす
  • 年間室内栽培

遮光する(しゃこう)する

屋外に出す場合、強い光があたりそうな場所ならば予め遮光(しゃこう)することをおすすめします。

遮光とは、すだれを立てる、大きな壁、鉢、植物の影に置くなど直射日光が当たらない工夫をすることです。

以下はブロック塀の裏側

壁の裏側に置いた遮光したポトス

植物が植わっている植木鉢など、ほんの少し陰になるだけで葉焼けを避けることができます。

遮光したポトス

徐々に高温環境にならす

10月に室内に取り込んで3月の後半、最低気温が5℃以上の日が続くようになったら屋外に出せます。

ただし、いきなり直射日光が当たる場所ではなく木漏れ日のような“半日陰”に置いて下さい。

ポトスの置き場所に適した木漏れ日のさす半日陰

このように徐々に高温環境に慣らすことで、ポトスの体を秋冬仕様から春夏仕様に変えていきます。

個人的には屋外に出すのであれば平均気温が20℃を超える5月のGWあたりからです。

この時期からはポトスの順調な生育気温に当てはまります。

年間室内栽培

年間を通して室内栽培であれば、まず葉焼けの心配はありません。

確かに窓際に置くと直射日光に当たってしまうこともありますが、それさえ気を付けていれば大丈夫です。

初心者の方におすすめです。

ライムポトスと斑入り品種は要注意!

ポトスには様々な品種がありますが、ライムポトスとマーブルクイーンを始めとした白系の斑入り品種は特に葉焼けしやすいです。

葉焼けしたライムポトス
葉焼けのライムポトス

こちらはライムを親に持つテルノシャンゼリゼ

葉焼けライムポトス

葉裏

葉焼けライムポトス

もちろん、パーフェクトグリーンなど全面緑色の品種も葉焼け被害に遭います。

しかし、同じ条件下でもライムポトスやマーブルクイーンのような緑色色素が薄い品種は、すぐに症状がでます。

葉焼けしたマーブル系ポトス(テルノファンファーレ)

葉焼けマーブルクイーン

正常なマーブル系ポトス(テルノファンファーレ)

株全体に被害に遭うと見た目も悪くなり、また回復にも時間がかかります。

ですので、ライムポトスとマーブルクイーンのような白系の斑入り品種は直射日光に当てないか、室内栽培をしましょう。

葉焼け意外に葉が茶色くなる原因もあります。

>>ポトスの葉が茶色く枯れる8つの原因と対処・対策法

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