ポトスと風水の関係性について知りたいです。置き場所による効果などを教えて下さい。
こんなお悩みを解決します。
本記事の内容
- 風水で最適なポトスの置き場所
- 場所別のポトスの風水
本記事の信頼性
- ポトス50種以上の栽培歴・コレクター
- グリーンアドバイザー
(公益社団法人日本家庭園芸普及協会) - フラワーショップ経営
本記事を書いている私はポトス50種類以上の栽培歴を持つポトスマニアです。
ポトスにも風水的なベストポジションはあるのでしょうか?
リビング?キッチン?トイレ?
どの方角が良いのかなど不明な点も多いですよね。
そこで“風水におけるポトスの置き場所”についてご紹介します。
結論 風水のポトスの最適な置き場所はリビング
結論からいうと、風水におけるポトスの最適な置き場所はリビングです。
なぜなら、風水で場所の良し悪しの判断基準となる陰陽五行説に基づくと、リビングは“土”(ド)の気を持つ場所であること、
そしてツル性であるポトスは“土”(ド)の気を吸収し、運気の地盤を整えると言われているからです。
つまり、風水的にポトスとリビングは相性が良いということ。
陰陽五行説とは
万物は“陰と陽”など互いに反しながらも支え合っているもの、「木(モク)・火(カ)・土(ド)・金(キン)・水(スイ)」という五行(5つの元素)から成立しているという考え方。
風水とは元来、気の力を借りた環境学です。
身の回りの環境を整えることで運気を引き寄せる。
リビングは家族が集まりくつろぐ場所であることから、家庭運を司ります。
ポトスを飾り、リビングを快適な環境にすることで運気を高めましょう。
“土”(ド)の気を吸収!ポトスは低い位置に飾る
以下は葉形や性質で変わる観葉植物の風水的パワーについてです。
葉形・性質 | 風水的パワー | 植物例 |
ツル性・ほふく性 | 「土」の気を吸収・運気地盤を整える | ポトス |
線状で細い葉 | 悪い気の浄化・再生 | ドラセナ・コンシンネ |
ハート形の葉 | 現状の好転、良い変化、恋愛運効果 | アンスリウム |
ふわふわと軽やかな | 人間関係の良好、人との縁を結ぶ「風」の引き寄せ | アジアンタム |
上に伸びる | 仕事運の上昇、発展、子供の健やかな成長 | パキラ |
細かい葉を広げる | 気の停滞を解消 | ソフォラ・ミクフロフィラ |
葉を平たく広げる | 安定感、家庭運の上昇、 | ダバリア |
植物にはさまざまな葉形や性質がありますが、ポトスのようなツルを伸ばして這う性質の植物は、“土”(ド)の気を吸収しやすいと言われています。
それにより運気の地盤を整えてくれるため、地面に近いところ、つまり低い場所に飾ると良いと言われています。
ただ、植物学的にはポトスは大木に着生して上に上がっていくケースと、岩場から垂れる、地面を這うなど下面で這うケースの2パターンあります。
そのため、低い位置に飾ることに関しては絶対ではありません。
場所別!ポトスの風水
- 寝室
- キッチン
- トイレ
- バスルーム・お風呂
寝室
風水において寝室は浄化と再生の場所で、
お風呂などと同じように、悪い気を浄化し、睡眠により新しい気を取り入れられると考えられています。
そのため常に清潔な環境に整えておくことが重要になります。
悪い気を浄化してくれる観葉植物の特徴は「線状の細い葉を持つ」ものと言われており、ポトスは該当しません。
ですので、風水的にはポトスよりもドラセナ・コンシンネ(マルギナータ)やオリヅルランなどシュッとした草姿の植物がおすすめです。
キッチン
風水ではキッチンは金運を司る場所です。
観葉植物には調和効果があるとも言われており、ポトスを置いても良いとされています。
しかし、風水以前にキッチンは“食”を扱う場所です。
食べ物を扱う場所に土(ツチ)に植わっている植物を置くのは衛生的によくありません。
もちろん、高温で粘土を発砲させたハイドロカルチャーなど衛生的な用土もありますが、
害虫が発生する可能性はゼロではありません。
キッチンに関しては風水に従うか衛生を優先させるかは、人それぞれの判断になります。
トイレ
風水においてトイレは“水”の気があり、病気やストレスとの結びつきもあることから、良い場所ではありません。
そのため、陰陽のバランスを調和する植物を置くと良いと言われています。
ポトスには耐陰性もあるため、日光が当たらないトイレのような場所でもOKとされていますが、
植物学的には全くおすすめできません。
確かに耐陰性はありますが、いつかは光合成をさせるために日に当てる必要があります。
基本的に植物は性質として移動しないため、光合成をさせる度に場所を移動させると生育が悪くなります。
またトイレは密閉空間であることから空気の流れがなく、風通しが悪いことから、病害虫発生の原因にもなります。
バスルーム・お風呂
風水ではバスルーム(お風呂)は健康運(東・東南)、金運(西・北西)を司る場所と言われています。
清潔であることが条件で、不衛生であると運気は下がる。
なので、ポトスを置くことで浄化を狙えるという意見もありますが、
やはり植物学的には全くおすすめできません。
インテリア雑誌などを見るとたくさんの観葉植物がバスルームに飾られていますが、
実際にそのまま育てるとどうなるか?
まず、バスルームは利用する際は高温多湿になりますが、特に冬期、日中や夜間の室温はグッと下がります。
また日の当たる南向きにバスルームがある家は少ないため、土は湿りがちになり、風通しが悪いことから病害虫発生の要因になります。
風水で最適な置き場所でも枯れては意味がない
植物が風水と密接な関係にあるのは、“生命力”を持っているからです。
植物の生命力には気を循環し、浄化させるパワーがあると考えられています。
そのため、「土」の気を吸収しやすいポトスは、同じく「土」の気を持つリビングに置くなど、
風水に従って場所を決めることがあります。
しかし、風水による最適な置き場所を気にするあまり、植物学的には全く不向きな場所に置いた結果、枯れてしまっては意味がありません。
例えばトイレに陰陽のバランスを調和する植物としてポトスを置いたとしても、風通しが悪く基本的に暗い場所では元気に育ちません。
植物が風水によってパワーを発揮できるのは、“生命力”があってこそです。
つまり、風水を考えて置き場所を決めるときはまず、ポトスが元気に生育できる場所なのか、その上で風水による効果的な場所を考えて下さい。
× 風水 > 本来の適正環境
○ 風水 < 本来の適正環境
まとめ
- 風水のポトスの最適な置き場所はリビング
- 風水ではポトスは低い場所に置くと良い
- 風水よりもポトスが元気に育つ場所を優先
リビングは風水的にも植物学的にもポトスの置き場所として一番良いです。
リビングは家族が集まる場所、来客を通す部屋など家で中心となる場所(=土の気を持つ場所)です。
風水において植物は陰の気を浄化し、生気を循環させる役割があります。
その中でポトスは「土」の気を吸収しやすく、運気の地盤を整えてくれます。
ポトスは生育旺盛な植物であるため、寝室、キッチン、トイレ、バスルームなど様々な空間に置くことはできますが、まずは生育温度が15℃以上保てる場所なのか等を確認した後、風水に従って置き場所を決めると良いでしょう。
ポトスには縁起の良い花言葉もあります。