ポトスを初めて育てる初心者です。初心者でも失敗しない栽培のコツなどがあったら教えて欲しい。
こんなお悩みを解決します。
本記事の内容
- 初心者に特化したポトスの育て方
- 初心者が気を付けたい3つのポイント
- 初心者がポトスを枯らす原因
本記事の信頼性
- ポトス50種以上の栽培歴・コレクター
- グリーンアドバイザー
(公益社団法人日本家庭園芸普及協会) - フラワーショップ経営
本記事を書いている私はポトス50種類以上の栽培歴を持つポトスマニアです。
今回は、“初心者に特化したポトスの育て方”についてご紹介します。
初心者がポトスを育てる上で気を付けたい3つのポイント
- 置き場所は日当たり良いところ
- 頻繁な水やりはNG
- 乾きやすい土に植え替える
置き場所は日当たりの良いところ
ポトスの置き場所は、日当たりの良いところ。
つまり、窓の近くです。
※真夏のみ直射日光が当たる窓辺は避けます。葉が焼けてしまうからです。
反対に良くない置き場所は、太陽光が全く当たらない場所。
例えば、窓のない部屋、お風呂、洗面所、トイレなどです。
ただ、電光だけでは枯れるのか?というと、そんなことはありません。
ポトスは水栽培でも育つほど丈夫な植物のため、電光だけでも当面育ちます。
しかし、日当たりの良い場所で育てた場合と比較すると、貧弱に育ちます。
例えば、葉っぱがものすごく小さくなったり、ツルが細くひょろひょろと伸びるなど。
ポトスはできるだけ日当たりの良い場所で育てましょう。
頻繁な水やりはNG
初心者がポトス栽培で最も気を付けたいのは、水やりです。
ズバリ、毎日水やりをすると間違いなく枯れます。
ちなみに真夏でも毎日水やりをすると枯れます。
なぜ頻繁に水やりをすると枯れてしまうのか?というと、一度に根が吸収できる水分量を超えてしまうから。
乾かないうちに水やりをすると、根は窒息状態になります。
この状態でまた水やりをすると、根が腐りポトスは枯れてしまいます。
根が元気に成長する=ポトスが元気に育つには、土の乾湿が必要です。
土の乾湿とは、土が乾いたり、湿ったりを繰り返すこと。
鉢の中の水分が不足してくると、ポトスの根は水を求めて伸ばそうとします(根が成長する過程)
そして、水が十分に足りていればシャキッと良い状態を保つことができます。
しかし、また水が不足してくると土は乾き、根は水を求めて伸ばそうとする。
この繰り返しにより、根は成長していくんです。
とはいえ、初心者は心配のあまり、日課のように水やりをしてしまうのではないでしょうか?
乾きやすい土に植え替える
ネットやお店で購入したポトスのほとんどは、黒っぽい土に植わっていると思います。
これは培養土であることがほとんどなのですが、水やりによって1回湿ってしまうと、次に乾くまでに時間がかかる、また乾いているかどうか判断できないことがあります。
特に初心者の方は判断できないので、とりあえず水やりを続けてしまうことが多いです。
そこで、どうすればいいのか?
解決策は、水やり後、すぐ乾く土で育てることです。
そのためには、購入したときに植わっている土から、乾きやすい土に植え替える必要があります。
現在、初心者のポトス栽培に適した土は以下の2つ。
- ねこチップ
- ベラボンプレミアム
ねこチップは、ココチップ+日向石を合わせた園芸用土。
ベラボンプレミアムは、ヤシの実の繊維を加工した園芸用土。
どちらもヤシの繊維を加工したものをメインにしています。
これらの用土の特徴は、乾きやすいこと。
水をやり過ぎても、一般的にポトスが植えられている培養土よりも乾きやすいです。
乾きやすい土に植え替えることで、水のやり過ぎによる根腐れ→枯死を防ぐことができます。